いやはや、お久しぶりです。ぽけイノマーです。気付いたらもう年の瀬、大晦日ですね。
今年は小説では色々と挑戦が出来た年なんじゃないでしょうか?
コロナ渦を題材とした『在宅業務と俺とロキ』や閲覧数がぽけイノマー史上最高を叩き出した『にじさんじ妄想トーナメントVSエクス・アルビオ』穏やかな別れを題材とした『巡り巡って』など昨年とは少しだけ違う題材や、時事ネタとかも少しは込められたんじゃあないかなと思います。勿論、今作もその一つなんですがね。

今回の作品が生まれた経緯としましては一つのイラストから始まったんです。ちょっと遡れない&許可の問題から探して頂く形にはなるんですがね……
マリン船長の死後、るしあちゃんが船長を蘇らせるイラストでした。その中でるしあちゃんは、悪い事だと分かっているのでごめんねと泣きじゃくって、マリン船長はいいよ。と言いながら困った笑顔を浮かべてるしあちゃんの頭を撫でる。そんな一枚絵でした。

それを見て、もし、船長がここまで達観していなかったら。呼び出されたところで拒絶してしまったらと言うのが今作を掻き始めたきっかけとなります。そこから二か月で約六万文字、だいぶ速いペースで書けたんじゃないかなと思っとります。

今作の見せ場は沢山あるんですが、やはりクラーケン戦でしょうか?今まで書いて来た戦記物と違ってスピーチと言葉を武器として戦う船長のシーンであったり、言外に含んだ意味でのやり取りで葛藤するノエルやフレア。比喩表現や臨場感もかなり出せたんじゃないでしょうか……?

実はあのオールを漕いでいる場所の名前が分からなくてTwitterで何人かのフォロワーさん達に助けて頂いたのです。本当に助かりました……改めてですがありがとうございますですです

そして最早定番となって来たシリアスの最後には幸せな一幕を乗せる。これはもうセットにしていきたいですね(作者的にも救いがないと折れてしまうのです)

ホロライブにはちょうど天使と悪魔が同世代でいたのでこのお二人はマジで便利屋さんだった……

ざっくりと語るとこんな感じでしょうか?
後は喋りたい事を喋る会にしていこうかと思います(にっこり)

潤羽るしあについて
私が語るのもおこがましいのかも知れませんが、彼女を見た感想としましては。
不安感と猜疑心、それらに振り回されそうな性格だなぁ。と思いました。それでいて何かに依存しやすくって従順なお心を持っていらっしゃる。激情と不安感と、その中で揺れ動く方なのかなと。
私も似たような性格を持っているので、是非ここは彼女を書きたいと思いました。
ぽけイノマーにとっての宝鐘マリンの様な存在と言うのが居たのですが、その人と色々ありまして絶縁状態にまで行ってしまいましてね(恋人的な意味ではなく、此方は友人としてですが)
その悲しさだったり虚しさだったり後悔だったりを、るしあちゃんを通じて表現することでより深い所まで潜れた文章が紡げたのではないかなと思います。

宝鐘マリンについて
マリン船長はとても愉快な人。常に持っている余裕と、それでいて若干の包み込む優しさとどこか父性を感じさせるようなお方だなと。本家様は様々な経験とかをお持ちなのでたぶん似たような状況になっても困った笑顔でるしあちゃんの事を撫でそうですけどね。
だからこそ個人の感情よりも理に重きを置く、若き宝鐘マリンと言いますか、そう言ったのを書きたかったのでうまくいったかなと思います。

やはり今作のメインはこのお二人で、その周りをといった感じに置いて行ったら一番ハマったのはぺこらさんでごぜぇますな。
ぺこーらは(と言うより三期生四期生共に)推しな訳でございますが割と書きやすいタイプの推しだなと言うのが印象では強いです。そこ、取りあえず語尾にぺこつけとけばヨシとか言わない。
大してノエフレは立場もあってですが書きにくさはあったのでまた今度トライしてみたいですな。
トワかなはどうしても物語の進行の上で舞台装置感が否めないのが少し悔やまれるところ……
その中ではある程度は二人らしさも出せたんじゃないかなぁ……

よく考えてみたら今回のメンバーって全員が初めて書くメンバーなんですよね。それでも文量の多さからかぺこらとマリンの回想シーン辺りから徐々に書く速度が上がって、終盤の転生後の所なんてスラスラっと書けたので良かったです。
年を締めるには良い小説になったのではないかなと思います。
それでは大晦日という事もあり、時間も残り少ないので雑ですがそろそろ締めさせて頂こうかなと思います。
それでは皆さん、2021年も小説を書いていきますのでその時にお会いしましょう!ではでは~